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阿弖流為たちのきっかけ。号泣する真綱を見よ【風の陣】

はっきりいって読み進めるのが辛かった。でも、最後まで読んで良かった。 個人的になんだか鬱屈したものを抱えた中での読書になってしまったけれど、読んでよかったなぁって思える本に出会えて良かった。 全5巻。物語は奈良時代。高橋 […]

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権六は海を渡らなかったのか渡れなかったのか【真田太平記】

いまさらながら真田太平記を読んでいる。ようやく4巻目に突入。(新潮文庫版全12冊中) 池波さんの真田騒動を読んだのが2016年の4月だから、なんだかんだ1年近くたっていて、こんなに間があくはずじゃなかったんだけどな、と […]

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さまよう湖と笑わない皇妃と光秀の見たものと、など【楼蘭】

中島敦の「弟子」がおもしろかったから「孔子」が読みたく近所の本屋に行った。 けど残念ながら「孔子」がなかったから、「楼蘭」と「天平の甍」を買ってきた。 「天平の甍」は澤田瞳子さんの本が好きになっていつか読もうと思ってたか […]

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汨羅の鬼はどこへ行く。逆転と逆転の物語のスタート【後宮に星は宿る 金椛国春秋】

理不尽すぎる世の中で、少年は生き抜くことができるのか。 傑作中華風ファンタジー! カドカワストアより こんなコピーがついている。 中国小説好きとしては是非読みたい、ということで正月休みを利用して読むつもりで購入。 まさか […]

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万城目学さんの「悟浄出立」を読んだからやっぱりこっちも【現代日本文学館 李陵 山月記】

万城目学さんの「悟浄出立」を読んで、やっぱり中島敦の方も読まねばということで購入。 前回の記事 実は西遊記って読んだことなかったです【悟浄出立】 李陵 中島敦のイメージは国語の教科書にあった「山月記」。 山月記も本書に収 […]

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世界は螺旋に進んでようやく虚空牙にたどり着く【螺旋のエンペロイダー Spin4. 】

上遠野さんのシリーズは他のシリーズと同じ世界観の中で並行も絡まっているのだが、本作で虚空牙の「ナイトウォッチシリーズ」と直通でつながったような気がする。 「ナイトウォッチシリーズ」の1作目「ぼくらは虚空に夜を視る」が発売 […]

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とある幕末ミステリー?【黒書院の六兵衛】

浅田次郎さんの幕末時代小説。 大政奉還後の江戸城明け渡しに関して、にわか官軍に仕立て上げられた尾張藩江戸詰御徒組頭が見た、江戸幕府と武士の去りゆく姿。 壬生義士伝やお腹めしませなど、著者の得意とする幕末の武士の姿を描いた […]

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ぐるぐるまわる狸の本と電気ブランが飲みたい【聖なる怠け者の冒険】

うちの中では「ぽんぽこ仮面」と呼ばれておもしろがられている本である。 物語のはじめに人物の紹介。 ずっとこれだけ読んでても楽しい。他に100人くらいの人物紹介があってもいい。 そんなに登場人物がいたかどうかはさておき。 […]

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実は西遊記って読んだことなかったです【悟浄出立】

タイトルに惹かれて購入。万城目学さんの本は意外なことに初めてだった。 ご本人の解説によると、死によって中断してしまった中島敦の西遊記「悟浄出世」と「悟浄歎異―沙門悟浄の手記―」の続編が読みたいから自身で書こうと思ったとい […]

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幽霊はきっとでてこない。【文庫版 書楼弔堂 破暁】

巷説百物語シリーズや百鬼夜行シリーズよりもおどろおどろしさはない。 時代は明治の後半にさしかかるあたりか、御一新がちょっと昔になり始め、西洋文化がどんどん入ってきて西洋文化至上主義的な世情と、それに対する日本文化が萌芽を […]