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雷神様は怨霊か?ちょっと道真公を身近に感じる【泣くな道真 大宰府の詩】

「学問の神様」「雷神様」「悲劇の平安貴族」「日本屈指の怨霊」・・・ たくさんの二つ名をもつ菅原道真が左遷された太宰府でのお話。 澤田瞳子さんの本は前回「満つる月の如し仏師・定朝」を読んでおもしろかったので続けて購入。 「 […]

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新しい蝦夷の反抗九戸政実の乱が起こるまで【天を衝く】

高橋克彦さん陸奥3部作の最後にして全3巻。戦国も末期に、天下人となった秀吉に対して孤立無縁の叛旗を翻した九戸政実のお話。 この時代の、北東北の歴史には興味があった。 全国各地様々な雄が現れ、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の […]

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玄宗が楊貴妃に出逢う前【唐玄宗紀】

開元の治という全盛によって盛唐と呼ばれる期間(時代)を唐の皇帝玄宗の物語。 物語は玄宗と玄宗に仕える宦官高力士との昔を思い出す会話から、その時代を登極までの課程から安史の乱まで時系列に進む。 この本おける主人公は玄宗なの […]

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江戸時代の江戸っ子エッセイスト只野真葛【葛の葉抄 只野真葛ものがたり】

江戸時代を生きた女流文学者只野真葛の物語。 伊達藩の藩医として世に聞こえた工藤平助の7人兄弟の長女として裕福な環境に生まれ、肉親の死や伊達家への奥勤め、離婚と再婚を経て夫と死別した只野真葛の一生と、なぜ文学者、エッセイス […]

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猫と幽霊と絵師のお話【歌川国芳猫づくし】

べらんめい口調の人気絵師、歌川国芳を主人公にした小説。 8匹の猫、妻とその母、2人の娘と暮らす国芳は通いの弟子たちとともに自宅の仕事場で仕事をする。 病弱な妻の世話を母に任せ、仕事が終われば弟子たちや火消しの棟梁と近所の […]

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末法の時代に仏はどこにいるのか【満つる月の如し 仏師・定朝】

澤田瞳子さんの小説は初めて読んだ。 いつも行っている本屋さんに「若冲」が一番上にあって、装丁かっこいいってずっと思ってた。 文庫本しか買わないしばり中なので、「若冲」は文庫になるのを楽しみにすることにして今回は平安時代の […]

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すごくビジュアル的な小説だと思った【村上海賊の娘】

和田竜さんの作品を読むのは「のぼうの城」に続き2シリーズ目。 読む前から前評判の高かった本作、流行ものはあんまり食指が動かないことが多いが、村上海賊という今まであまり知らなかった分野に興味があって楽しみにしていた。 文庫 […]

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勝ち続けた阿弖流為にifを考える【火怨 北の燿星アテルイ】

上下巻の2冊。「炎立つ」「天を衝く」と合わせて高橋克彦「陸奥三部作」と呼ばれるものの真ん中、時代は3つの中で一番古い。 登場人物(名前だけだが)に桓武天皇がおり、桓武天皇が平安京への遷都をしようすることが物語のひとつの伏 […]

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清少納言は宮中の「華」中宮定子を語る【はなとゆめ】

冲方丁さんの本は「光圀伝」「天地明察」に続いて3本目。 前の2作は江戸時代の水戸黄門のあたりの時代の本だったので、本作で一気に平安時代に行ったことと女性を主人公にもってきたことはびっくりだったが、この時代はサッパリなので […]

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信長時代から江戸初期の武将の短編集【松本清張ジャンル別作品集(1) 武将列伝】

以前おすすめの時代小説を尋ねたところ、松本清張さんの『西郷札』を薦められたことがあっておもしろく読んだ。 今回はその松本清張さんの武将列伝ということで楽しみに購入。 キーワードのひとつは被圧迫感。 圧倒的な実力差から、圧 […]