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神仙と人間の感覚の違いと饕餮【王の厨房】

僕僕先生シリーズの生まれた頃の僕僕の姿を描く「僕僕先生 零」シリーズの2冊目。 黄帝、炎帝、西王母の三聖が作った世界に、アンバランスが起きている。黄帝と西王母がタッグを組み、炎帝の治める炎天との間に仙骨を持つものが抜けら […]

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就活生聖の悩みと茶屋の餅を思い出したこと【さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿】

この本を読み始めた時には参院選が終わっていて、もうすぐ都知事選が始まるところ。 アメリカでは大統領選があり、イギリスでは国民投票でEU脱退が決まった。 選挙関係の話は毎日のようにニュースでやっている。 畠中恵さんは『しゃ […]

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太閤秀吉の志の系譜【真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝】

主人公は毛利勝永。大阪夏の陣で徳川家康と真田信繁(幸村)とともに追いつめたとされる人物の一代記である。上下巻。 毛利勝永が主人公の小説は、中路啓太さんの『獅子は死せず』を読んだけど、あれは半生だったと思うから、幼少時代か […]

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物語はクライマックスに向かっている模様【戦旗不倒 アルスラーン戦記15】

前作『天鳴地動』が出たのが2014年5月。2年くらいだから、早いのかな(笑) アルスラーン戦記は高校生の間に角川文庫版で『妖雲群行』まで読んで、一人暮らし始めてからカッパノベルズ版でまた全部揃えていっている。 挿絵が変わ […]

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なにのために戦うのか、アッテンボロー提督のセリフとともに【誉れの赤】

あらすじのようなもの(ネタバレ注意) 最強と呼ばれた山縣昌景の武田家「赤備え」。 この赤備えに同心として所属する成島勘五郎と飯沼藤太は幼なじみ。 もともと藤太は成島家で下人の働きをしていた農民の息子。 身分は違えど「五郎 […]

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「殿、利息でござる!」の原作読んだ【無私の日本人】

2016年に阿部サダヲさん主演の映画「殿、利息でござる! 」が公開されることを知って、原作を読みたくなった。この映画はフィギュアスケートの羽生結弦さんが出演されたことでも話題ですね。 この本は小説なのかな?著者の磯田道史 […]

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まぐるはどのように見えるのか【泣き童子 三島屋変調百物語参之続】

三島屋おちかが黒白の間で百物語を集める、三島屋変調百物語シリーズ3冊目。 収録されているのは、 魂取の池 くりから御殿 泣き童子 小雪舞う日の怪談語り まぐる笛 節気顔 の6編。 怪異の地域 「まぐる笛」は出府してきた若 […]

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ファンタジーが現代とリンクしてくる【黄金の烏】

阿部智里さん「八咫烏」シリーズ3作目。 今回は前2作よりちょっと厚いです。 内容的には、八咫烏の宮廷世界、貴族層の妃選びにまつわる話をミステリー風味に仕上げた「烏に単は似合わない」、「黄金の烏」の主人公(?)雪哉の生い立 […]

ずっと読んでます。陰陽師シリーズのガイドブック?【 『陰陽師』のすべて】

最初に「陰陽師」を読んだのは学生の頃。 ちょうど映画が公開になる少し前くらいで、世の中に陰陽師ブームが来始めてた頃かなぁ。 とても仲の良かった先輩のオススメで。流行ものは何となく敬遠することが多いんだけど、普段あんまり本 […]

冬の立山で戦国武将は何を見たのか【沙羅沙羅越え】

佐々成政のイメージって「花の慶次」に出てきた時のイメージしかなくて、実際にどういうことをした人なのかよくわかってなかった。 この話は、越中富山城主時代の成政の話。 お隣の前田利家が秀吉の命で攻めてくるところに、秀吉との戦 […]