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今晩の晩酌は日本酒にしましようか【月に捧ぐは清き酒 鴻池流事始】

後の鴻池財閥の始祖・山中新六の一代記。 小前さんの本は中国ものばかり読んでいたので、日本の歴史ものはちょっと新鮮味があって読むのを楽しみにしていた本。 中国歴史小説や、日本の歴史小説以外にも「残業税」とか、そういう本も書 […]

戦う君の歌を。街中に鮭ののぼる川を歩く【加茂川:新潟県】

12月になって初めてのお休み。 鮭の遡上がられるという加茂川へ行ってみました。 加茂山公園や加茂駅まで歩いて15分ほど。 加茂川は街中を流れる川です。 そこで鮭が登っていく姿が見られるのです。 加茂山公園に行った時の記事 […]

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このタイトルに込められた意味は【夢も定かに】

中央公論新社の書籍紹介ページではこのようなキャッチコピーで紹介されている。 翔べ、平城京のワーキングガール! 夢も定かに|文庫|中央公論新社より 奈良時代の後宮に努める女性官吏3人の物語。 阿波の若子、伊勢の笠女、因幡の […]

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居合抜きの始祖と呼ばれた男の仇討ち【居合 林崎甚助】

近衛さんの本を読みたいと思ったのは本屋さんでジャケ買いしそうになった本があったから。 その本がこちら。 九十三歳の関ヶ原 弓大将大島光義 1,836Amazonで見る 大島光義という人物も初めて聞いた名前だったし、「九十 […]

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鬼平犯科帳の番外編だなんて知らなかったのだもの【乳房】

去年から今年にかけて鬼平犯科帳シリーズを読破したのだけれど、ここにまだ番外編があったことは知らなかったのだ。。 鬼平犯科帳シリーズは間違いなく実家にある、祖父の本棚のどこかに、と思うんだけど、全ての巻がバラバラになってし […]

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猫太郎?宗太郎?あれ??【大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記】

かたやま和華さんによる、とある因縁で人型の猫になってしまった旗本の総領息子、近山宗太郎が市井で猫の手を貸す猫の手屋を生業に奮闘(?)する、猫の手屋繁盛記第3弾。 今回の「大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記」には3編が収 […]

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こんな学友がいいですね。古代から奈良そして蝦夷へ【孤鷹の天】

「孤鷹の天」についての第2回目。今回は人物メインで。 1回目はこちら たくさんの対立構造が交差する【孤鷹の天】 恥の多い生涯を送って来ましたといったのは人間失格だが、あまり自慢するところもないこれまでの自分を振り返って、 […]

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たくさんの対立構造が交差する【孤鷹の天】

平安時代の仏師を描いた「満つる月の如し 仏師・定朝」から読み始め、ようやくデビュー作にたどり着いた。 「孤鷹の天」は上下巻。 奈良時代の若き大学寮出身者たちが恵美押勝の乱などの政治状況に巻き込まれていく中でどのように生き […]

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三国志の隠れた人たちの人物伝【三国志外伝】

待ちに待った本の文庫化。 文庫されるのがわかってからずっと楽しみにしていた1冊。 本書は全12巻で完結した宮城谷三国志の外伝となる。王粲、韓遂、許靖、公孫度、呉祐、蔡琰、鄭玄、太史慈、趙岐、陳寿、楊彪、劉繇の12人の章か […]

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人生で三度もインドにいった王玄策の活躍物語【天竺熱風録】

久しぶりに田中芳樹さんの本。 銀河英雄伝説から読み始めてずっと好きで読んでいる。 この本の主人公は王玄策という実在の初唐の中堅役人。 初めて聞いた名前だった。 この王玄策という人物にはどのようなエピソードがあったのか。 […]