北陸新幹線コンテナの駅前商店街をのぞく【フルサット:新潟県】
こちらの記事で興味がわいたのでちょいと北陸新幹線の上越妙高駅までいってきました。
新幹線の駅前にあえてコンテナで店舗を構えるっていう発想もおもしろかったし、コンテナ同士に屋根をつけたっていうのもいいじゃないですか。
何より白いコンテナにロゴがカッコイイ!
フルサットを歩く
もう暑さは真ん中を過ぎた頃でしょうか。青空の下、上越妙高駅に向かいます。目指すは西口。
まだ新しい駅ということもあって、周りはこれからどんどん整備されて行くのかな?
駅に直結するようにレンタカーがありました。
駅側から向かうと、目的のフルサットの前にはのぼり。
これもいいなぁ。
実際目の前にすると、それほど大きい施設ではありません。
真っ白なコンテナが、夏の青空と緑の山々に映えますね。
中に入ってみると、なんだか横町な感じ。
結構人が歩いています。
屋根がかかっているので、中は日差しが入らず快適です。この屋根は雪国新潟の雁木がコンセプトだそうです。
カフェ、ラーメン屋さん、お土産屋さんなどが並んでいます。
コンテナとコンテナの間で絵を売っている人や、蓮のお茶の試飲もさせてもらえましたよ。
コンテナとコンテナの間は結構スペースがあるので、店舗が立ち並ぶ圧迫感はありません。
っていうか、側面の丸い窓がかっこいい。
トイレもコンテナで設置してありました。
一度通り抜けて外側から眺めると、コンテナ横のフルサットのロゴ。
外にある自動販売機にも描いてあります。
コンテナの後側は気の壁のようになっていて、良く見たら雪囲いみたい。
そこに白い文字で案内版のように利用していて、これもおしゃれだなぁ。
もう一度を通ります。
通路にはテーブルとイスがあって、飲食できるようになっています。
犬を連れた人がいたから、もしかしたら地元の方が犬の散歩の途中に立ち寄ったのでしょうか。
観光的な側面と、地元の商店街としての側面の両方あると思うので、今晩のおかずを買うようなお店が今はあまりないので、そういうお店があったら便利かもなぁ。在来線を利用する地元の人が利用したりしないかな?
Webサイトのご紹介
こちらのサイトはWordPressで構築されていますね。(2016年現在)
このトップページのビアガーデンのイメージかっこいいなぁ。
スクロールするとヘッダーの部分が縮小して固定されるタイプです。
トップページには店舗の情報や各種新着情報、カレンダーが設置されています。
Instagramを利用したハッシュタグ「#フルサット」の画像を引っ張ってきているようなので、利用者が参加できるサイトになっています。
aboutページではフルサット(株式会社北信越地域資源研究所)代表の平原匡さんが、フルサットをオープンさせた経緯やコンセプトなどが詳しく紹介されています。なんか読んで凄くなっとくできるところや共感できるところがありますね。
このサイトはフルサットに訪れる人だけでなく、フルサットの広報的な部分も担うサイトなんですね。
周辺には
釜蓋遺跡公園
駅前になんと遺跡があります。弥生時代の終わり頃から古墳時代のはじめ頃の集落跡の遺跡だそうです。
駅を背にすると、山をバックに遺跡があります。
目の前がずっと開けているので、かなり開放的。
合わせて釜蓋遺跡ガイダンスが併設されています。
公園自体はたくさん遊具のあるような公園ではないですが、芝生が広々としていてトンボや燕がたくさん飛んでいました。
くびき野市民活動フェスタ
ちょうど訪れた日は「くびき野市民活動フェスタ」が開催されていて、フリーマーケットや合唱、セパタクローの体験ブース、電気の実験ブースなどが出店されていました。
地元感があって、なんだかこちらもホッとするようなのんびりとした空気が流れていましたよ。
越後高田藩主だった松平忠輝について教えてくれるブースもあったなぁ。
知らなかったけど、横山光輝さんの漫画もあるんですね。
新幹線はあっという間に北海道まで行ってしまった
僕が生まれた頃は、青森県では東北新幹線の盛岡以北への延伸を心待ちにしていた。
まず八戸まで新幹線がくるようになって、2010年にようやく青森市までやってきた。
そして2016年には北海道新幹線が開業し、新幹線は津軽海峡を越えた。
地元の観光からすると、きっと喜ぶことばかりではないのでしょう。
これまで北海道に行くには、青森で下車した人たちがそのまま北海道へ行ってしまうし、在来線の本数も減るかもしれない。
今回の上越妙高駅に近いのは七戸十和田駅や奥津軽いまべつ駅がそうかもしれない。
そういった地域のひとつの駅前のモデルとして、こういうのはありじゃないかなぁと思いました。
観光客に来てもらうのは凄く大切なことだけど、なかなか難しくなってくるし、より流動的になっていくんだろう。
大きな商業施設は魅力的だけど、まず地域の人たちが身の丈に利用できる場所。
昔の「駅前の商店街」を再び、じゃないけど、なんとなく新しい駅前商店街の予感というか、そんな風な場所があったらいいなぁと思います。
参考サイト
広告
広告
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント