コンとは鳴かないキツネに化かされ白石城に彼岸花を見る【宮城蔵王キツネ村:宮城県】
夏も終わりに向かってアッと言う間に秋の気配です。
動物園が好きで、いろんな動物園を調べていたらおもしろそうなところを発見。
キツネばかりの動物園。キツネの放し飼い。宮城蔵王キツネ村。
タヌキはよく見かけたりするけど、キツネってあんまり実際に見た記憶がないなー。
ということで、久しぶりに雨の降らなかった休日に行ってみました。
宮城蔵王キツネ村に向かう
宮城蔵王キツネ村は宮城県白石市にあります。
太平洋側は山の感じがやっぱりちょっと違う気がするなぁ。
国道113号線から行くと山形県を通過し、道の駅七ヶ宿のやや山形県よりから県道51号線を登っていきます。
右手に牧場、左には長老湖をみながら、道路に案内看板が出ているのでそれを頼りに進みます。
駐車場に入るとたくさん車がとまっていました。
最初に出迎えてくれるのは大きなゴリラ。
なんでも永谷園の社長から送られたものだそうです。
入場料(大人1,000円)を支払って入園、初めて来た人にはキツネ園の注意事項のレクチャーがありました。
キツネ、キツネ、キツネ
中に入ると、早速キツネさんがいます。小屋には「のりちゃん」とありました。こちらののりちゃんは映画にも出たことがあるみたい。
有名キツネさんなんですね。
入ってすぐに、ふれあいゾーン。右手に放し飼いのエリア、奥は他の動物やキツネのケージがありました。
放し飼いエリアに入ると、びっくり。
いたるところにキツネ。キツネです。モフモフ。よくあるキツネ色の他にも、白や黒っぽいの、いろいろな種類のキツネがいるんですね。
大きさは小さな柴犬くらいでしょうか。
しかし、まぁみんな寝てる。。
通路に沿って歩きます。中は結構広いです。入り口は一箇所だけなので、てくてく歩いて回るとまた入り口に戻ってこられるようになっています。
たまに足元をキツネが走り抜けて行きます。
土の上に寝ているキツネ、通路沿いの台の上で寝ているキツネ、設置された隠れ場所の中で寝ているキツネ。
根が夜行性だから昼間は眠いのかな??気持ちはよく分かる。
なかなかキツネの寝顔を間近に見るって機会、無いですよね。
寝顔をパシャパシャ写真撮ってたら、真後ろでキツネが覗いていたり。
ほんとに手の届く距離にたくさんキツネたちがいます。※
エリア内は起伏があり、ちょっと高くなったところに御金稲荷神社という神社がありました。お稲荷さまですね。
大きな岩場があって、そこのてっぺんでお稲荷様と一緒に寝ているキツネもいます。
餌やり場があって、餌をあげることもできます。餌をあげていいのはここだけ、餌は餌やり場の中で飼うことができます。
餌やり場にはしっかりしたドアがあって、キツネさんたちは入ってこられないようになってました。
注意事項(※)
園内にも表示がありますが、キツネに触ろうとしないこと。
噛まれてしまうこともあるとのこと。よく見ると爪も結構鋭いです。
気がむくといたずらしてきたりもするみたいなので、持ち物も要注意。
持って行くと隠しちゃうそうです。
それから、不用意にビニール袋をガサゴソしないこと。これは目撃しましたが、餌をくれる人と勘違いするみたいです。
カメラの小物などはエリアに入る前に準備しておいた方がいいですね。
園内の看板にもありましたが、普通の動物園とは違い、動物(キツネ)の暮らしているところに人間の側が入っていくわけですから、こういうルールはしっかり守らないといけません。
キツネはコンコン鳴かなかった
だんだんキツネがゲシュタルト崩壊してくる気になるほどたくさんのキツネを見ることができます。
じっくり見てると、1頭1頭みんな顔つきも雰囲気も違います。おもしろいなぁ。
寒くなってきてみんな冬毛になったのか、モフモフしてます。モフモフっていうか、もうモッフモフです。
だらっと寝そべっている子もいますが、くるりと綺麗に丸まって寝ている子もいます。
この時に自分の尻尾を枕にしてたりするんですが、あれはいい枕だろうなぁ。
歩き去る後ろ姿を見ると、尻尾がモフっとしているのがよくわかります。
キツネはコンと鳴く、なんていいますがキツネの鳴き声って知らないです。
ここで初めて鳴き声を聞きましたが、コンコンとは言わなかったなぁ。
鳴き声もなんとなく犬っぽい感じです。
他の動物たち
宮城蔵王キツネ村ではキツネのふれあい体験もできるそうです。
放し飼いエリアではキツネに触れてはいけないお約束ですので、キツネを抱っこしてみたい方はこちらで体験です。
※キツネの抱っこ体験には年齢制限があるみたいです。
キツネの他にもヤギやウサギも触れ合い体験できそうでしたよ。
ケージのゾーンにはヤギ、ウサギの他にもポニーもいました。
ちょっと珍しいのはカラスのケージもありました。
カラスの隣にキツネのケージって、なかなかないよなぁ。
アットホームな雰囲気
キツネ村のスタッフさんたちが作り出す雰囲気はとってもアットホーム。
これはキツネたちの可愛さだけじゃないと思います。
お客さんたちの様子をみて声をかけてくださったり、キツネたちに話しかける様子はまるでキツネたちのお母さんといった感じ。
帰りに売店によるとたくさんのキツネグッズがありますよ。
今度はまた違う季節にきてみたいなーと思いました。
白石城のまわりをちょっぴり散策
帰りがけに白石市の白石城に立ち寄りました。
こちらの白石城は伊達正宗の右腕、片倉小十郎(景綱)のお城。
歴史好きには有名な人ですね。
市役所の近くに車をとめてのんびり街歩き。
お城には天守閣が復元されていて、周りにはちょうど季節の彼岸花が咲いていました。
雰囲気のある川、きっとお堀ですね、をのんびり散歩。
カーブミラーの上にもお城が飾ってあります。
武家屋敷もあるということでそちらまで行きましたが、時間切れで中には入れず。
でも外側と雰囲気味わえてお腹一杯です。
やっぱりお城のあるところは雰囲気があっていいなぁ。
川には小さな魚がたくさん泳いでいましたよ。
白石温麺(しろいしうーめん)
お土産に白石温麺を買って帰りましょう。あの短いやつですね。おいしいんだ、これ。
お土産は道の駅七ヶ宿で買いました。こちらの道の駅はまだ新しいみたいです。
とても綺麗な施設でした。近くに川に触れ合えそうなところもあってちょっと楽しそう。
そういえばでキツネで思い出しましたけど、森見登美彦さん本で一番初めに読んだのって「きつねのはなし」だったんですよね。タヌキじゃなくて。こちらの本は、森見さんのいつもの語り口とはちょっと違っていて、怪談というか百物語というか、そんな感じの短編集です。
参考サイト
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