最終的に事件は解決したのか【キラレ×キラレ CUTTHROAT】
- 書名:キラレ×キラレ CUTTHROAT
- 出版社:講談社文庫
- 発売日:2011/3/15
嘘をついているのは誰なのか?
満員電車での切り裂き魔の事件と1件の殺人事件。
二つの事件は関係があるのか?
それぞれの登場人物に関係性はあるのか、ないのか?
「すべてがFになる」から読み始め、亀の歩みでようやくXシリーズまで辿り着いた。
リアルタイムで追いかけていくのはとうの昔に諦めたので、のんびりのんびり後を追って読んでいくつもり。
何が妄想でどこからが事実か。境界線は曖昧なものかもしれない。
登場人物である真鍋の方法ではないが、可能性ごとに分類していくと見えて来るもの。
最終的に事件は終わっているのか、解決したのか。
原因は何なのか、原因を考えることに意味はあるのか。
読み終えてもまだよくわからない気持ちがある。
自分の価値観の反対側にも、もちろん正解があって、それを否定することも認めないこともアンバランスだよなぁ。
自分が思い込みにとらわれないようにしないとなっていうのは強く感じました。
謎解きは推理小説の醍醐味だという方もたくさんおられると思う。
僕は推理小説を読む時には、基本的に推理をしない。
ただ何となく読んでいるうちに、この人が犯人なのかなってわかってしまうことはあるし、それでお話がおもしろくなくなるということもない。
ストーリーを読み進めていって、作者のどんでん返しやお話のおもしろさに読んでよかったなという感想を持つだけだ。
とりあえず地方都市にすんでいて、これからも満員電車に乗らずにすむ生活ができればいいなぁ。
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