ぽっぽ焼きに感動。飲み下りっていい響きですねぇ。【多摩川飲み下り】

  • 書名:多摩川飲み下り
  • 著者:大竹聡
  • 出版社:ちくま文庫
  • 発売日:2016/10/6
Amazonで見る

最近は外で飲むことがなくなって、もっぱら自宅で晩酌ばかり。
一番飲んでたのはやっぱり学生の頃だろうか。もっぱらチェーンの居酒屋さんばかりだったけど。
解説が「ワセダ三畳青春記」の高野秀行さんということと、久しぶりに飲み屋さんの雰囲気が味わいたくて購入。

ワセダ三畳青春記

ぽっぽ焼き

のっけから「ぽっぽ焼き」。この言葉が出てきた瞬間に変な話だがこの本が大好きになった。
新潟にも郷土のお菓子的な「ぽっぽ焼き」というものがあるのです。
だけど、他県出身者にとってはやっぱりぽっぽ焼きはイカ焼きのことなのだ。
そんなこんなで、「ぽっぽ焼き」という言葉に妙な思い入れというか、引っかかりがあるもので。

新潟のぽっぽ焼きについて

新潟のぽっぽ焼きは屋台などでよく売られている。たまにスーパーの駐車場にも車で販売しにきたりする。
その正体は細長い黒糖の蒸しパン。素朴な味で美味しい。
新潟市のお隣の新発田市が発祥とも言われ、こちらでは蒸気パンと呼ばれているそう。

ちなみにこちらは通販でも購入可能。

ぽっぽ焼き(蒸気パン) 60本セット(30本入り×2パック)【毎週木曜日発送(毎週火曜日15時まで受付)】

多摩川飲み下り

内容は大竹聡さんが、多摩川沿いに歩いて下っていき、見つけたところでお酒を飲む。
上流の雰囲気から、多摩川の河口までのちょっとした小旅行気分が味わえる。
東京には用事があるときしか行かないので、土地勘はまったくないが、大竹が歩いた道をマップで見たり、文章から風景を想像したり。
読んでいるだけでちょっとゆったりした気分になれるのだ。

いきなり2回目にして東北大震災の当日だったり、その日の終点が次の始点となって飲み下りは続く。
河原のグラウンドで野球を眺めたり、昼寝をしてみたり。
こちらも芝生でごろりとしたくなる。
そういう時にかたわらにある第3のビールとコンビニのサンドイッチが妙にうまそうなのだ。
あとがきや解説でも触れられているように、飲み下りであって上らないゆるさが心地いい。

昔は中島らもさんの本なんか読んでポケットウィスキー(トリスですかね)に憧れたりもしたけど、映画なんかに出てくるウィスキーボトルってなんであんなにカッコよく見えるんだろう?

SALUS バッカス ウイスキーボトル 100ml

そういえば帰省した時によったコンビニで思ったのだけれど、昔はそれこそポケットウィスキーサイズの焼酎の小瓶ってコンビニでも売ってませんでした?
旅先で夜中にこっそり飲むに良かったのに、今回は見かけなかったなぁ。

参考サイト

広告
広告

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL