鈍行で東京まで行ってたことを思い出した【乱世の名将 治世の名臣】

  • 書名:乱世の名将 治世の名臣
  • 著者:中村彰彦
  • 出版社:講談社文庫
  • 発売日:2016/01/15
Amazonで見る

人物をピックアップし書かれた「歴史のクロスロード」、エッセー的な「時代は巡る」、保科正之から戊辰戦争、明治~現代へと続く会津についてを著者の史観に基づいて語る「私の会津史」の3つのパート構成。

「歴史のクロスロード」では初めて聞いた人(間野甚右衛門など)やメジャーどころまで取り揃えてあっておもしろい。
一番初めが上州箕輪の長野業正からスタート。
長野業正と真田幸隆のエピソードが出てくるけど、武田二十四将にも数えられた真田幸隆については火坂雅志さんの真田三代で初めて知った人物。真田幸村(信繁)の祖父で幸隆から幸村兄弟までつづく3代の話。
群馬県沼田から高崎というのは、学生時代によく新潟から東京まで鈍行列車に乗って出かけたから、ちょっと思い入れというか既視感めいたものがある。(この「既視感」の使い方は変ですね)
新潟から東京まで鈍行でいくには、長岡~水上、水上~高崎~東京、という乗り換えになる。この水上~高崎の間で沼田も通るから、長野業正と真田氏なんかが出てくるあたりの地域を通るのだ。

小豪族が乱立した江戸以前の関東地方。 歴史の流れの中の支流としておもしろそうな話がたくさんありそうなのだけれど、この地域のおすすめの小説ってありますかね?

広告
広告

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL