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まぐるはどのように見えるのか【泣き童子 三島屋変調百物語参之続】

三島屋おちかが黒白の間で百物語を集める、三島屋変調百物語シリーズ3冊目。 収録されているのは、 魂取の池 くりから御殿 泣き童子 小雪舞う日の怪談語り まぐる笛 節気顔 の6編。 怪異の地域 「まぐる笛」は出府してきた若 […]

冬の立山で戦国武将は何を見たのか【沙羅沙羅越え】

佐々成政のイメージって「花の慶次」に出てきた時のイメージしかなくて、実際にどういうことをした人なのかよくわかってなかった。 この話は、越中富山城主時代の成政の話。 お隣の前田利家が秀吉の命で攻めてくるところに、秀吉との戦 […]

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秀吉像について考える【花戦さ】

初代池坊専好が主人公。若い頃に自身の虚栄心を見透かされたことにより、同じ美を極めんとするものとして、千宗易(利休)との間に親友関係を結ぶ。 親友利休が秀吉によって切腹させられたことへの怒り、天下人としての秀吉に対し花人と […]

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恩田木工に沙中の回廊を重ねてみる【真田騒動―恩田木工】

真田丸が流行っているらしい。 なんせTVを持たない生活をして10年以上になるから、よくわからないのだけど。 僕にとって2015年は池波正太郎元年だった。剣客商売、鬼平犯科帳をまとめて読んだ。 これまで読んでこなかったのに […]

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やぶ医薄斎は藪医者なのか?【やぶ医薄斎】

時代設定は江戸時代。九代将軍家重の時代。 本書の主人公冴えないのである。 名前は枯田薄斎。まずいきなり名前に悪意を感じる(笑) 見た目は冴えない中年。酒癖が悪くて(大言壮語・飲みたがり)、卑屈で(自分が医師としてレベルが […]

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陸奥という国と泰衡という人物【炎立つ】

「炎立つ」全5巻読了。ここでは主に5巻について。 藤原泰衡について 奥州平泉を考えるときに、僕の持っている知識や先入観では、藤原泰衡という人物はあまり印象が良くなかった。兄頼朝に追われ、小さいころの伝手をたどって奥州に逃 […]

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信長の家臣から見た信長と点というセンス【王になろうとした男】

王になろうとした男、読了。 カリスマ主君織田信長に使えた人たちの短編集。 配下からみた信長としての主君像が描かれており、その視点は羽柴秀吉、明智光秀、柴田勝家など有力武将ではなく、毛利新助、塙直政、荒木村重、津田信澄、タ […]

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鈍行で東京まで行ってたことを思い出した【乱世の名将 治世の名臣】

人物をピックアップし書かれた「歴史のクロスロード」、エッセー的な「時代は巡る」、保科正之から戊辰戦争、明治~現代へと続く会津についてを著者の史観に基づいて語る「私の会津史」の3つのパート構成。 「歴史のクロスロード」では […]

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「晏子」の晏嬰と藤原清衡を比較して失敗した話【炎立つ】

「炎立つ」4巻まで読了。 1~3巻までの主人公は藤原清経だった。 4巻の主人公は清経の子、清衡である。Wikipediaには奥州藤原氏の祖と書かれる人物である。 小説の世界を始点としてしか歴史を勉強しない僕には、歴史上の […]

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清原真衡から「真」の字が入っていることを考えてみる【炎立つ】

4巻を読んでいる最中。 清原真衡という人物が出てくる。小説の中では敵役として登場するので、好人物な書かれ方はしていない。(己の自負を語ったところなどはかっこ良かったと思う) ちょっと思ったのだけれど、戦国大名(時代が違う […]