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猫と幽霊と絵師のお話【歌川国芳猫づくし】

べらんめい口調の人気絵師、歌川国芳を主人公にした小説。 8匹の猫、妻とその母、2人の娘と暮らす国芳は通いの弟子たちとともに自宅の仕事場で仕事をする。 病弱な妻の世話を母に任せ、仕事が終われば弟子たちや火消しの棟梁と近所の […]

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末法の時代に仏はどこにいるのか【満つる月の如し 仏師・定朝】

澤田瞳子さんの小説は初めて読んだ。 いつも行っている本屋さんに「若冲」が一番上にあって、装丁かっこいいってずっと思ってた。 文庫本しか買わないしばり中なので、「若冲」は文庫になるのを楽しみにすることにして今回は平安時代の […]

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すごくビジュアル的な小説だと思った【村上海賊の娘】

和田竜さんの作品を読むのは「のぼうの城」に続き2シリーズ目。 読む前から前評判の高かった本作、流行ものはあんまり食指が動かないことが多いが、村上海賊という今まであまり知らなかった分野に興味があって楽しみにしていた。 文庫 […]

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清少納言は宮中の「華」中宮定子を語る【はなとゆめ】

冲方丁さんの本は「光圀伝」「天地明察」に続いて3本目。 前の2作は江戸時代の水戸黄門のあたりの時代の本だったので、本作で一気に平安時代に行ったことと女性を主人公にもってきたことはびっくりだったが、この時代はサッパリなので […]

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信長時代から江戸初期の武将の短編集【松本清張ジャンル別作品集(1) 武将列伝】

以前おすすめの時代小説を尋ねたところ、松本清張さんの『西郷札』を薦められたことがあっておもしろく読んだ。 今回はその松本清張さんの武将列伝ということで楽しみに購入。 キーワードのひとつは被圧迫感。 圧倒的な実力差から、圧 […]

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平安時代と仏教と空海像を破壊された本【沙門空海唐の国にて鬼と宴す】

遣唐使として唐に渡った空海の物語。全4巻。 主人公空海の隣には橘逸勢。 登場人物がコンビでストーリーを展開していくのは、陰陽師シリーズと同様。 好き嫌いは分かれるかもしれないが、フォーマットとして安心して読むことができる […]

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わさびと大根おろしで雷豆腐が食べたい【隠密 味見方同心(六) 鵺の闇鍋】

主人公が1巻で殺されるという驚きの展開だったこのシリーズ。 兄を殺したのは誰か、兄が最後に残した「この世のものとは思えない」食べ物を探して、シリーズは万能な兄波之進から弟味見方同心魚之進へ引き継がれる。 隠密 味見方同心 […]

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太閤秀吉の志の系譜【真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝】

主人公は毛利勝永。大阪夏の陣で徳川家康と真田信繁(幸村)とともに追いつめたとされる人物の一代記である。上下巻。 毛利勝永が主人公の小説は、中路啓太さんの『獅子は死せず』を読んだけど、あれは半生だったと思うから、幼少時代か […]

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なにのために戦うのか、アッテンボロー提督のセリフとともに【誉れの赤】

あらすじのようなもの(ネタバレ注意) 最強と呼ばれた山縣昌景の武田家「赤備え」。 この赤備えに同心として所属する成島勘五郎と飯沼藤太は幼なじみ。 もともと藤太は成島家で下人の働きをしていた農民の息子。 身分は違えど「五郎 […]

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「殿、利息でござる!」の原作読んだ【無私の日本人】

2016年に阿部サダヲさん主演の映画「殿、利息でござる! 」が公開されることを知って、原作を読みたくなった。この映画はフィギュアスケートの羽生結弦さんが出演されたことでも話題ですね。 この本は小説なのかな?著者の磯田道史 […]